検定を受けるなら今!プログラミングを頑張っている学生は必見です。

プログラミング

小学校や中学校でプログラミングが必修化され、多くの学生がプログラミングを学習するようになりました。

そんな中で「せっかく学習したし、何か検定があれば受けたいな」「どんな検定が自分に合っているのかな」というように、検定を受けたいと思っている学生も多いようです。

世間的にプログラミングは注目され始めましたが、検定はまだまだ認知度が低いです。しかし、学生が検定合格を活用できる場面は増えてきています。

そこで、この記事ではプログラミングの検定について詳しく説明し、いくつか具体的にどのような検定があるのかを紹介します。

この記事を読んでいただければ、自分が受けるべき検定が見つけられます。

プログラミングの検定と資格の違いとは

まず始めに、資格と検定の違いについて説明します。

資格とは、ある仕事や行為をするときに必要とされる証明書のようなものです。

例えば、弁護士として働くには、司法試験に合格して研修などを経て、弁護士資格という資格を取らなくてはいけません。このように資格は、許可がないとできない仕事や行為をするときに、必要となるものです。

検定は、その人の知識や能力のレベルを測るものです。

漢字検定や英語検定が有名で、ほとんどの検定が1級、2級のように級方式を取っています。検定は、その人の知識や能力を他に証明するときに使われることが多く、資格よりも自分の力試しの要素が強いです。

このように資格と検定には目的の違いがあります。そして、プログラミングの世界にも資格と検定のどちらも存在しています。

資格は、プログラミングを使うエンジニアやプログラマーが専門的な業務を行うときなどに必要になります。一方、検定はプログラミングの技術や言語の知識等を証明するもので、コンピュータを使って実際にプログラムを作る試験が多いです。

この記事では検定について詳しく解説していきますが、資格にも興味があるという方はこちらの記事を参考にしてください。

検定のメリット

プログラミングの検定は認知度がまだまだ低く、受けたという人もそれほど多くはありません。

しかし、知られていないだけで検定を受けるメリットはたくさんあります。ここでは、そのメリットをいくつか紹介していきます。

目標になる

プログラミングは小学校や中学校で必修化されました。しかし、まだ国語や英語のようにほとんどの学校が入試などで採用するようなメジャーな教科にはなれていません。

このため学生の中には、何を目標にしてプログラミングを続けていけばよいのか分からない、と感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで、そんなみなさんのプログラミングを続ける目標になるのが検定に合格することです

検定は、どれくらいのプログラミングの知識量でどの級なのかがはっきりしています。よって、自分がどれくらいできるのかと自分には何が足りないのかが把握しやすいです。

そして、どんどん上の級を目指していきましょう。漢検や英検を受けたことがある方なら分かるかもしれませんが、上の級に合格していくと自身の成長が手に取るように分かってきます。そして、自分の成長が感じられるときはとても嬉しいです。

このように、検定の合格を目標に勉強を続けていれば、モチベーション高く学習をし続けられるでしょう。

知識や技術の証明になる

プログラミングの世界でよく言われるのは「プログラミングに年齢や国籍は関係ない。誰でも、素晴らしいプログラムを作れば称賛される」ということです。

プログラミングは難しい計算などは少ないので、子供でも習得しやすいです。また、子供は柔軟な発想を持っているので、大人を驚かせるようなプログラムを作ることもあります。

このように、子供の中には素晴らしいプログラミングの技術や知識を持っている子がいます。もちろん、この技術や知識を使って、自分でプログラミングを楽しむのも良いと思います。しかし、せっかくなら誰かに自分のプログラミング能力を理解してもらいたいと思いませんか。

そこで、おすすめなのが検定を受験することです。

検定は、級ごとにどのくらいプログラミングの知識量や技術力があるのかを証明してくれます。このため、誰に対しても自分のプログラミング力を理解してもらえます。

実際に、プログラミング入試を行っているようなプログラミングに力を入れている学校では、検定によって入試の免除を行っているところもあるようです。

プログラミングにもっと詳しくなれる

検定は、自分の知識や能力の証明に使えると説明してきましたが、自分の知識や能力を向上させるのにも使うことができます。

みなさんは学校で、完璧に理解していると思っていたけどテストになると完全に忘れていたという経験をしたことはありませんか。また逆に、学校の授業のペースは遅すぎると感じていた方もいるかもしれません。

おそらく今の小学生や中学生は、プログラミングでも同じことを感じている可能性が高いです。

そこで、検定を受験することをおすすめします。

検定は、級ごとに必要な知識や技術が過不足なく試験範囲に含まれています。このため、プログラミングが苦手な場合やあまり理解できてないと感じた場合は、少し低めの級を受験して、検定を復習に使いましょう。また、学校の授業が遅いと感じるなら、高めの級の勉強を早めに始めても良いかもしれません。

とにかく検定は、自分の知識や能力を高めたり、補ったりしてくれます。プログラミングをもっと知りたい・勉強したいという方はぜひ検定の勉強を始めてみてください。

検定が活かせる場面

では、検定が具体的にどのような場面で活躍するのかを見ていきましょう。

私立中学受験

私立中学受験の際に、検定を持っていると優遇してくれる学校があります。主に、プログラミング入試を実施している学校がこの制度を採用しています。そのため、まだこの制度を採用している学校が少ないのが現状です。

しかしプログラミングが必修化され、プログラミング教育に力を入れている学校も増えてきているので、この制度を採る学校も増えるのではないでしょうか。

ここでは、ジュニア・プログラミング検定を入試で使える3校を紹介します。

相模女子大学中等部

プログラミング入試において合格判定を考慮

優遇対象となる級種:全級

日出学園中学校

サンライズ入試(口頭試問型の入試)の出願資格に

優遇対象となる級種:Bronze(3級)以上

八王子実践中学校

プログラミング入試の実技試験の免除

優遇対象となる級種:Bronze(3級)以上

参考:ジュニア・プログラミング検定 入試優遇校一覧

大学受験

現在、大学の方が小学校や中学校、高校よりもプログラミング教育に力を入れているところが多いです。

このため、情報検定という文部科学省後援のITスキルの検定の合格は全国111の大学で優遇措置を受けることができます。

(参考:情報検定はJ検 合格者の優遇措置がある大学・短大

また、他のプログラミングの検定もAO入試などの自己PRで使うことができます。

検定は、大学受験でも充分に活用することができるのです。

就職やインターンで

冷蔵庫にインターネットが接続されるようになることからもわかるとおり、様々なところでIT化が進んでいて、どの分野・職種でもITに関する知識が求められるようになりつつあります。

そのため、検定で自分のプログラミングの能力を証明できることは、企業に対しての一つのアピールポイントとできるはずです。

またプログラマーやエンジニアは人材不足に陥っており、プログラミング能力の高い人材を常に求めています。就職だけでなく、インターンやアルバイトでもプログラミングを使った職業での募集があるので、検定に合格しておくと、それらに参加しやすくなります。

プログラミングの種類

ここから、具体的な検定の紹介に入る前に、プログラミングにはビジュアルプログラミングとテキストプログラミングがあることを知っておいてもらおうと思います。

この2つは、プログラミングという点では共通しているのですが、内容が全然違います。検定では、受ける級によってどちらが使われるかが変わります。

このため、これらの違いを知っておく必要があるのです。

テキストプログラミング

みなさんは、プログラミングにどのようなイメージを持っていますか。

「キーボードをひたすらカタカタしてる」「コンピュータによくわからない文字を打ち込んでいる」といったイメージはないでしょうか。そして、これらのイメージはテキストプログラミングからきています。

テキストプログラミングとは文字のプログラミング言語をタイプしていき、プログラムを作る作業のことです。

プログラミング言語とはコンピュータに命令を出すための言葉で、プログラムとはコンピュータに出した命令をまとめて指したものです。

プログラミングは、プログラミング言語を使ってプログラムを作る作業のことを指すのですが、テキストプログラミングは文字のプログラミング言語を使います。

文字のプログラミング言語は汎用性が高く、使い勝手がいいのですが、初学者や子供たちには少し扱いづらいです。

しかし、ほとんどのプログラムはこのテキストプログラミングで作られているので、プログラミングを続けるなら必ず勉強しなければいけないものです。

ビジュアルプログラミング

ビジュアルプログラミングは、初学者や子供たち向けのプログラミングです。

先ほども述べましたが、文字のプログラミング言語は初学者や子供には少し難しいです。そこで、そういった人がプログラミングをより簡単に学べるように開発されたのが、ビジュアルプログラミング言語というプログラミング言語でした。

ビジュアルプログラミング言語とは、コンピュータに出す命令があらかじめ書かれたブロックのことで、ビジュアルプログラミングはそれらを組み合わせてプログラムを作ります。

例えば「ある人を前に3歩進ませて、右に曲がらせる」時は、「前に3歩進む」というブロックと「右に曲がる」というブロックを、この順番で組み合わせます。

ビジュアルプログラミングは、ドラッグ&ドロップの操作で簡単にプログラミングができます。そのため、初心者や子供たちが躓くことなくプログラミング学習を続けることができるのです。

そして、ビジュアルプログラミング言語で一番有名なのがスクラッチです。

スクラッチはScratch財団によって開発され、無料で誰でも使うことができます。このため、多くの学校や検定でも使われています。

また、自分の作った作品を世界中に公開したり、逆に世界中の公開された作品も見ることができます。これらの作品はスクラッチがどのようなものか分かりますし、いい刺激になるのでスクラッチ ホームページでぜひ見てみてください。

検定の種類

ここからは、具体的にどのようなプログラミングの検定があるのかを、3つの代表的な例を挙げて説明します。

この他にも色々な検定がありますので、興味があればぜひ調べてみてください。

ジュニア・プログラミング検定

ジュニア・プログラミング検定は、プログラミングを学習している子供たちのための試験です。

主にスクラッチを使った試験で、試験時間内にゲームなどの1つの作品を作るという実践的な試験になります。試験のレベルは1級から4級まであり、自分のレベルに合った級を受けます。

子供たちはこの検定を通して、プログラミング的思考を定着できます。また、合格することで自信や達成感を感じ、さらなる挑戦の意欲が育ちます。

受験資格はないので、プログラミングを勉強している子はぜひ受験してみましょう。

級種試験内容(例)試験時間金額
Gold(1級)シューティングゲームを作る50分3,000円
Silver(2級)計算ゲームを作る40分2,800円
Bronze(3級)レースゲームを作る40分2,600円
Entry(4級)追いかけっこゲームを作る30分2,400円

詳しい日程や試験内容はジュニア・プログラミング検定 ホームページでご確認ください。

また、ジュニア・プログラミング検定には公式の対策テキストがあります。もし、この検定を受けたいと考えているのでしたら、ぜひジュニア・プログラミング検定ホームページもチェックしてみてください。

プログラミング能力検定

プログラミング能力検定は、小学生・中学生・高校生を対象にしたプログラミング検定で、プログラミング能力検定協会が主催しています。

プログラミング能力検定はレベルが1から6に分かれており、レベル1からレベル4まではビジュアルプログラミングでの出題で、レベル5とレベル6はテキストプログラミングでの出題です。

2024年度の大学入試共通テストから情報科目においてプログラミング試験が始まります。プログラミング能力検定はその対策にもなることを目標にしています。

まだ新しい検定なので対象は高校生までですが、将来的にはもっと対象を広げていくようです。

レベル出題範囲試験時間金額
レベル6WebAPI,探索60分8,700円
レベル5データ型, 文字列処理, 関数, リスト50分6,500円
レベル4関数,リスト40分5,400円
レベル3論理演算子,変数40分4,300円
レベル2不平等,座標,乱数40分3,200円
レベル1順次処理, 条件分岐, 繰り返し, 並列処理, 角度40分2,100円

プログラミング能力検定は1,500以上の会場で実施されており、あなたの家の近くにも会場があるかもしれません。興味のある方はぜひプログラミング能力検定 ホームページでチェックしてみてください。

日商プログラミング検定

日商プログラミング検定は、商工会議所が主催しているプログラミング検定です。この検定は、学生だけでなく社会人の方も対象にしている試験で、レベルは低い順にENTRY・BASIC・STANDARD・EXPERTがあります。

ビジュアルプログラミングでの試験はENTRYだけなのと、STANDARDからは実技試験もあるので、少しレベルの高い試験となっています。

しかし、しっかり対策をすれば合格できますし、プログラミング能力も著しく高まります。

レベル出題レベル試験時間料金
EXPERT仕様書を読んでソフトウェアの一部が作成できる知識問題:40分実技試験:40分6,600円
STANDARD企業においてIT化を先導できる。プログラミングに関する知識・スキルを習得している知識問題:30分実技試験:30分5,500円
BASIC企業人の素養として求められる、プログラミングの基本知識を習得している知識問題:40分4,400円
ENTRYプログラミングの「学び方」を学んでいる知識問題:30分3,300円

日商プログラミング検定 ホームページでは、参考書の紹介やサンプル問題も紹介されているので、受けてみたいという方はぜひ覗いてみてください。

情報検定

情報検定はプログラミングに特化した検定というよりかは、ITの知識全般を問う検定です。このため、自分のプログラミング力を知りたいという方は向いていないかもしれません。

しかし、ITに関する知識は社会人に必要なものの一つです。そのため、情報検定はこのスキルを証明するものとして大学や就職でも使うことができます。

情報検定の特徴としては、情報システム試験・情報活用試験・情報デザイン試験の3種類に分かれていることです。自分のスキルや興味によって試験を選びましょう。

情報システム試験

プログラマやシステムエンジニアなどのシステム開発の専門家を養成するための試験です。

試験科目は、基本スキル・プログラミングスキル・システムデザインスキルの3科目です。

基本スキルとシステムデザインスキルに合格するとシステムエンジニア認定を、基本スキルとプログラミングスキルに合格するとプログラマ認定を受けることができます。

将来、プログラマやシステム開発を目指している方はぜひ挑戦してみてください。

情報活用試験

情報活用試験は、情報活用能力を総合的に評価する試験です。情報化社会の基礎知識やパソコン利用の能力を試すことができます。

試験は1級から3級まであり、パソコンやその周辺機器に関する知識や情報化社会の問題・セキュリティについてが問われます。

みなさんは、パソコンに触れる機会がきっと多いのではないかと思うのですが、この試験は自分がどれくらいパソコンについて分かっているかを確かめるチャンスでしょう。

情報デザイン試験

情報社会では、情報を創る能力と情報使う能力が必要です。そして、これらに加えて情報を伝える能力が重要視されてきています。

情報デザイン試験は、この情報を伝える能力に関する試験です。

情報の収集や整理の手法、問題の発見とその解決。そして、プレゼンテーションのスキルなどの情報を扱う人に求められる情報デザインのスキルが試験範囲です。

試験は初級と上級があるので、自分の学習に合わせた方を選択しましょう。

また、もっと詳しく情報検定について知りたいという方は情報検定 ホームページでご確認ください。

まとめ

この記事では、プログラミングの検定について紹介してきました。

プログラミングの検定はまだまだ認知度が低く、必要がないと思われがちです。しかし、小学校や中学校のプログラミング必修化もあり、プログラミング教育に力を入れている学校は増えてきています。

このため今、学生の方々はこれらの検定をうまく利用して、プログラミングを使って活躍できる人材になれるはずです。

ここまで、本記事をお読みいただきありがとうございました。みなさんのプログラミング学習が、検定を通してより充実したものになることを願っています。

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